2006-12-11

おつり算

ここに財布があるとする。
中身は、
一万円札=1枚
千円札 =3枚
百円玉 =4枚
十円玉 =3枚
一円玉 =2枚
とする。
コンビニで買い物したら、627円です、と言われた。
あなたはどう払うだろうか?

一番多いのは、千円札出してオシマイ、だろうか。
世には小銭がないと不安という人がいて、一万円札を切ってしまう人もいるかも知れない。
バスも電車も滅多に乗らない、自販機も使わない、という私の場合。小銭は無ければ無いほど良い。
財布は普段小銭入れつき二つ折りを尻ポケットに突っ込んでいるし、何やらかんやらのカードでかなりの厚みになっているので、尚更小銭は、いらない。
それでも同じような生活を送る多くの人は、1030円払う、という程度のようなのだ。
私には、考えられぬ。許せぬのだ。百円玉4枚一円玉3枚のおつりでは、財布の厚みは増えるばかりではないか。
無駄だよ。その30円はばからしいよ。美しくない。
むしろ、一万円出しちゃうほうが美しい。目的と結果が、しっかり繋がっている。
では、私はどうするか。
627円に対して、1132円で払うのだ。
切った小銭は百円玉1枚、十円玉3枚、一円玉2枚の計6枚。
おつりは、505円。五百円玉五円玉各1枚、たったの2枚なのだ。
美しい。実に美しい。
こういう細かいことになると、私の無駄に動き続ける脳は、ここぞとばかりに働くのだ。
あらかじめ十円玉以上と五円玉以下は分けてしまってあるので、時間がかかって後ろに迷惑かけたりもしない。
だいたいの金額の目処はついているのもあり、合計金額が表示されてから5秒以内で出し終えている。
店員は数えるのが手間だろうが、おつりを数える手間は減るし、銀行での両替に金がかかる昨今ではきっちり払う客がありがたいハズだ。

美しいではないか。
人生は美しくなくてはならない、というのが私の信条なのである。
ちなみに、そうやって美しい会計を終えてから、買った物を忘れて帰る、というのは年10回ぐらいやる。
 
旧ブログへのコメント

1 comment:

Anonymous said...

面白かった。

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