2010-03-08

ウェブログの価値と意義

こんな時間まで仕事をしているのである。
今頃は、前職では一年で最ものんびりできる季節だったのだが。今の仕事ではそうはいかない。
夏は夏で出張三昧だが、冬は冬で、休みも休めず働かなくてはならない。
それでもなんとか、今日で一山片付いたようだ。

このブログは、開店休業状態でほとんど放置してはいるが。忙しい時期の私にとってはかけがえのないものになる。
忙しい時、闇雲にならなければならない時。人は、いとも簡単に自分を見失う。
今よりずっと余裕があった1年半で、ゆっくり自分の人生を振り返りながら書いていたこのブログは、私が自己を見失わないために必要なものになっている。

自信満々で生きているように、人には見えるらしい。
とんでもない。
自信がないから、下手くそな論理で武装し虚勢を張るのだ。
よく吠えるのは、弱い犬。
吠え方にまで気をつける犬は、よほど弱い犬なのだ。

このブログでの私は、吠えているようで、私から見れば吠えていない。
私に弱気を隠そうとしたって、私にはお見通しである。当たり前だが。
ここが弱い。ここを気をつけないといけない。誰も言ってくれない部分は、私はここに来れば見つけることが出来る。

余裕がある時も、無い時も、また少しずつでも書いておいたほうがいいかな、と。
思うようになったのである。
ほとんど更新もしていないのに、昔の記事を読みに来る人は来てくれている。
私の虚勢を面白がってくれる人も、少ないけれども確かにいる。
それも、社会に翻弄されころころと雪ダルマのように責任が重くなりはじめ、日々誤解や疑念を生む性質の文章を書かされる私には、少なからず励ましになっている。

ロジックにとりつかれた仕事をして、仕事として文章を書き続けなければならない私が。
いったいどこまで、散文を書けるんだろう。
クリエイティブな私は、私の中でまだ眠っているんだろうか。
伝えるべきことを伝えることが、できるんだろうか。

書きたい文章を書けない、書けるが書きたくもない文章をひたすら、wordで週200枚も300枚も書き続けなければならない日々の中で、昔の志も、少しづつだけ頭をもたげ始めているようである。

所詮はブログである。
誰に見せるでも無いが、誰にでも見えるのがいいところ。
たまに、書いてみようかな、と。今はそう思っている。
気が変わりやすい私のことなので、明日には忘れているかもしれないが。

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