2006-05-24

サクラが咲いて散って。全ての木々が新芽を出して。
ようやく、北海道にも春が来た。
古来より、動物の発情期は春。である。よく考えれば当たり前だ。植物が元気な夏にエサが一番多いからだ。
子孫を残すために、妊娠中の体力を養えるように。
自然の摂理というものは、よくできている。
五月病、という現代病がある。これも、春の発情と無関係ではないらしい。鬱もまた春先が一番多いそうだ。生殖の本能を、道徳とかいうわけのわからんもので押さえ込もうとする歪みは、こんなところにも現れている。

さて、私はというと。
春にはあまりいい思い出がないようだ。
でも、今年はきっと。
毎年そう思える春が、やっぱり好きだ。

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