2006-10-10

おせっかい

人に世話を焼かれるのが大嫌いだ。
興味本位が鬱陶しいのもあり、裏が無いはずが無い、という思いもあり。
たとえ時間も手間も余計にかかることがわかっていても、自分で片付けるほうが気楽なのだ。
面倒くさいとは思わない。何事も楽しむということにかけては、私は天才に近いと思う。
そのために、おせっかいの付け込む余地も残さない。
人に相談なんかしないし、弱みどころか何ひとつ具体的なことは話さない。
ネットで会う人が知り得ること以上に私について知る人は、ごく親しい人だけである。

だが、翻って自分について考えるに。
私は相当の、おせっかいである。
人のこととなれば、何にでも口を出したがる。
これは恐らく、母親譲りの生まれつきである。
たとえ赤の他人のことであっても、心穏やかではいられなくなるのだ。
決して美しい感情ではない。ひとりよがりや興味本位が、無いと言い切れるハズがない。

本来の性質がそうでありながらも。受け手として自分が立つ場合の心境に引きずられ、最近はかなり倒錯してきている。
何をどうしていいかわからなくなるのだ。
仕方なくぶっきらぼうに扱って、かえって状況を悪くしたりする場合が多い。実に多い。
何にもしないのが一番なのだ。
人は、最後のところでは、決して人に影響されないように出来ている。
何をしたって役には立たないのだ。

それでも、わかっていても、動かず黙って立ち止まることはできない。
力になれずとも、動かざるを得ないのだ。
鬱陶しいだろうけど。勘弁してね。
 
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