2007-05-23

緑の洞窟

私は、基本的にはストレスが溜まらないほうだと思う。好き勝手なことばかりやっているし、結果に責任をあまり感じていない部分がある。
それでも、この2日、暑い上に面倒な仕事が重なって、かなりイラついていた。
こういう日には、決まって行きたくなる場所がある。
いま時分は日が長いので、終業後でも行ける。
しかも、確実に涼しい。真夏だって、そこだけは涼しい。
一度家路に乗った車をUターンさせ、その場所に向かった。

街の中にこういう場所がある、という街はそんなには無いのではないだろうか。
会社から車で5分。駐車場から歩いて5分。そこにある、いのちのあふれかえるような緑の洞窟。
今日のようなよく晴れた日の夕方は、赤みがかった木漏れ日の差し加減もあって、特にいい。
 
うんと幼い頃、よく似た景色を見た記憶がある。
しかも、住んでいた社宅の目の前で。
今、札幌市内のその場所へ行っても、とてもそんな場所はありそうにないのだが。
あるいは25年前にはあったのかも知れない。
もしくは、「もっと前」の記憶なのか。
「もっと前」なんて、普段はこれっぽっちも信じやしない私も、この場所にいるとふいとそんな気分になることがある。
 
生まれるもっと前。
ひとと呼ばれる、ずっと前。
私が住んでいたのはこんな場所、だったのかも知れない。

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