2007-07-10

お詫びとお願い

まず、お詫びをしなければなりません。
先週6日~8日午前10:00の間、当ブログの至るところにリンクされている私の携帯向けホームページを通じ、「トロイの木馬」というウィルスが配布された模様です。
携帯の方は心配ありませんが、パソコンの方は感染した可能性があります。
本当にすみませんでした。
このブログにもあるリンクから、6日以降アクセスされた皆さん。ウィルススキャンをお願い致します。
ウィルスの性格上、全データのスキャンが必要になります。
外部ファイル等接続された方は、お手数ですがそれらもスキャンをお願い致します。
再発防止策としては、再度アクセスが可能となり次第、全データの他サービスへの移転を行います。
完了次第、また当ブログにて発表させて頂きます。
以降、背景の説明です。ご参照下さい。
 
以前からの読者の方はご存知のように。このブログはもともと、私が6年近く前からやっている携帯用ホームページのコンテンツとして始めたものだ。
移転後既に半年が経過し、次第に元のホームよりこちらに比重が移ってきている。
そもそもが連絡用というか、ごく内輪でやっていたものだったのだが。アクセスを増やさずにGoogleのPagerankだけ上げようとかバカなことをやってるうちに、ブログのアクセスばかりが上がってしまったからだ。
増やそうとして増えたアクセスでなくとも、人が見ているページで手抜きはしにくいから、いつの間にやらブログがメイン、ということになってしまった。
移転のきっかけについてはこの記事に詳しく書いたが。
ざっとまとめると、もともとそのページのサーバー運営者「魔法のiらんど」に不満があって、いろいろ問い合わせ等するうちにその根に何があるのかはっきりしたところに、元の本業だったシステム開発管理部門を身売りしたことで将来のサービス存続に不安を感じた、と。いうことである。
文字通り「子供騙し」の下らない携帯小説を本業に据えてしまうような会社のサービスに、信頼は置けない。特に、これからも長く続けていくつもりでいる、また容量も大きくならざるを得ない、ブログは。
だから、ネット業界で今一番倒産から遠い存在であるGoogleのサービスに切り替えたわけだ。機能面より、そっちのほうが重要な理由だった。
元のホームページは、そのまま残してある。何せ6年分のログがあるので、全部移すのは容易ではないからだ。
ホームページにあるのは、私の一存で消してしまえるものだけではない。管理者は、来客によって書かれたものの保管にも責任があると思っている。
幸い、特別使っていないページであっても、魔法のiらんどは消さない。登録が520万ページというのを広告営業上最大のアピールポイントにしているので、多重登録も歓迎し多重管理が楽になるようエントランスキーで全ページ一括管理なんてサービスもあるぐらいだ。
消されないから、とりあえず後回し。そのうち暇を見てよそへ全ログ移転、というのが、今のスタンスになってはいた。
 
恐れていた「サービスへの不安」は、思ったよりずっと早くやってきた。
先週金曜。7月6日。自分のページにアクセスしたところ、IE7.0のセキュリティが反応した。普段出ない警告だったので、実行しなかった。
今日調べたところ、ウィルスの一種、「トロイの木馬」であったらしい。
何せ運営用のシステムらしきものをWeb上にごろんと置いてしまう会社だ。セキュリティホールなんてそこらじゅうにあるんだろう。
犯行を行ったものは別にいる、という意味では自分のせいではないにせよ。
520万ページの利用者に感染の危険を与えたのだから、何らかの謝罪なり告知なり(iらんど風に言えば「アナウンス」)があるべきなのだが。無いなぁと思っていたら。
日曜。7月8日。午前10時。突然「緊急メンテナンス」と称し、全ページアクセス不能になってしまった。
どうやらサーバー本体が感染し、不正アクセスをブロックするのに必死らしい。
今見るとアナウンス文章が表示されているが。昨晩まではこれすら出なかった。そして、相変わらずウィルス大量配布に対する謝罪は、ない。どころか、アクセス不能状態にもいつもの「ご理解とご協力を〜〜」の押し付けがましさ全開である。
 
例えば、ソフトウェアDLサイト「Vector」で配布していたソフトからウィルスが見つかった時は、即座に謝罪・対応がなされ、再発防止策も十分練られたものがすぐに発表されたが。
この会社に、出来るんだろうか。
多分、ダメだろう。何せ謝罪も、ウィルス検出ソフト実行のおすすめすら出てこない。自分が感染したことで頭がいっぱいだ。
ユーザーのパソコンがどうなっても知らない、そんなの自己責任でしょ、と言わんばかりだ。仮にそう思っていなくても、そう思われる対応しか出来ていないことに気付かない。
ウィルスに感染するかもだけど来たければ来ていいよ?と言われた所に好きこのんで行く奴がどこにいる?
そう言ってしまっていることに気付ける能力が、ないのだ。
おまけに、たかがトロイの対応で既に55時間かかってしまっている、ということは、やっぱりろくな技術者は残っていないんだろう。
中高生で7割を占めるユーザーの「程度」に甘え。一番やらなければならないことをおろそかにしたのだろう。
 
と、いうわけで。ダメだと知りつつ移転をサボっていた私も。同罪の部分が多々あると思っています。
以後、こういうことのないよう、慎重なサービス選択を心がけたいと思います。
今回はすみませんでした。

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