2006-08-06

孤独と気楽


大勢で群れるのが、あまり好きではない。昔からそうだった。
休み時間。ひとり図書館で本を読んでいたりした。
弁当の時間。わざわざ席を移動してまで喋りながら食う理由がわからなかった。
部活。団体スポーツに向いていないのを痛感し、個人スポーツを選んだ。だがそれすら煩わしく、最終的には帰宅部になった。
登下校で待ち合わせ。めんどくさい。
連れション。論外。意味がわからない。
友達がいようがいまいが、親友だろうが信頼していようが。拘束されたり気を遣ったりが面倒なのだ。気楽な立場でいたいのである。

かといって、本当に孤独な生活にも、あまり耐えられないようだ。
それは、一人ど田舎に住んでみてよくわかった。
実家に住んでいた頃は有り得なかった、ネットで知り合った人と電話したりオフに参加してみたりをするようになった。
女性と付き合って、別れて次までの、その期間がおよそ200分の1ぐらいに縮んでいた。
ひとりで過ごす時間を好きなだけ確保できる、その気楽さを満喫しながらも。耐えられない孤独にも直面していた。
ひとは一人では生きられない。そんな当たり前のことを、ようやく当たり前と思えるようになった。

ただ。やはり、人との関係は一番面倒なもののままである。
仕事の関係は、まだいい。相手が興味を示すのは、私の仕事だ。それは、私が納得できるレベルを維持すればいい。
それ以外。私的な部分は、極力ほっておいてもらいたい。ひとりでも、愛するひとがいれば、それでたくさんだ。
私は器用ではない。全ての人を愛することはできないし、ほどほどに付き合うなんてのは面倒以外のなにものでもないのだ。
その人にすら、たまにほっといてもらえる時間がないと、窒息しそうになるのだから。他の人には、構わないでもらいたい。

よのなか、そうはいかないから。つかれる。

No comments:

↑ このブログがお楽しみ頂けたら押して下さい。ただの「拍手」です。