コミュニティ嫌い
mixiをやらないか、とよく誘われた時期があった。
ちょうど、パクリばかりやってる会社が、AAのパクリとおぼしきものを製品化して、祭りになっていた頃だ。
その会社のネズミ男みたいな面の社長が、誤字脱字日本語不具だらけの釈明をmixiで発表していたのだ。
おもしれーぞやってみろと。ネトゲだけでの付き合いの友人に勧められた。
だが断る。
そう言い切った。
まず何より、面倒臭いのである。
いつでも勝手にいじって遊べるからネットをやってるのに、返事を強制されるのはまっぴらだ。
そして、各個人にページがあるコミュニティには、暗黙の了解がある。
書かれたものへのレスは、必ず相手のページで行なうこと。
これが、ウザイ。
何故か。自分のページが、閉じられた空間になってしまうからだ。
例えば。電話で誰かが話している時。横から話に割り込む者は、そうはいまい。
よほど話の相手を知っていて、話の中身もよくわかるならば別だが。
それは二人の話に割り込むというより、もともと関係の輪の中に自分もいるからできることだ。
まるで知らない他人が喫茶店やファミレスの隣の席で電話してたって、割り込みはしまい。いや、したら通報される。
コミュニティ上で繰り返されるものも、それと同じに思える。
たまたまぽっと来た人は、なかなか話に入れない。
それ、何で公開のネット上でやらなきゃいけないんだ?メールにすれば?
個人情報が心配なら、今は便利なwebメールサービスだってたくさんある。
ネット上で公開し、より多くの人に自分を伝えようとする、HP作成の感覚で言えば、当たり前と思うが。
最近のネットユーザーの動向は、違うらしい。
そもそも私がHPを開設するのは、自分の中に溜まったものを吐き出し、それを面白がってくれる奇特な人と遊ぶためだ。
だから、来て書いてくれた人には、書いてあった場所にレスをする。
わざわざ書いてくれたんだから、私のHPに興味があってのことだろう。また来て見るのは、強制はしないがレスする側からすれば前提である。
そして、問と答が一つの板で繋がって公開されるから、会話の全容がぽっと来た人にも伝わる。
そうなれば掲示板は、コンテンツなのだ。連絡のみのものでなく、私だけのものでもなく、全員で作った中身のあるものになる。と、思っている。
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