2006-11-24

必死な理由

前回のブログ移行問題は、言ってみれば会社としての魔法のiらんどの未熟さに苛立ってのものだった。
言わなければわからないだろう。だから言った。
対応が十分だったとは思わないが、面倒臭くなったのもあったので、やめた。
 
今回は違う。必死である。
納得いくところまで突き詰める。必ず。
 
単語には、「意味」はあっても「意図」はない。
暴力的であったり差別的であったり卑猥であったり、そういう「意図」は文章の中に持たれるものであって、単語それぞれに存在するものではない。
 
ものすごく極端な例。
ある差別的な意味を含む単語があるとする。
これを文章に織り込めば、差別を受ける人からしたら差別的な意図を感じてしまう。
使う側は、気を付けなければならない。
だから、この単語を取り上げてその差別的な意味について解説しよう、間違われるような使い方で傷つく人を無くしたい、そう考えた人がいたとしたら。
魔法のiらんどの掲示板でやろうとすれば、それは叶わない。弾かれてしまう。
何ら規約にも法律にも触れず、辞書にあるような解説を試みただけなのに。
 
ここまで行かなくても、私のように文字列がたまたま禁止語句と重なる場合もあるだろう。
「大人」という意味しか持たない「アダルト」すら、今現在は禁止語句にされている。卑猥な文中に使われやすい、理由はそれだけだろう。
こういうのを規制とは言わない。規制は規範に基づいた制約だ。
こういうのは、言論弾圧と言うのである。
 
それでも網にかけたい、というなら、手間を惜しんで自動で弾くような真似をせず、網にかかってから逐一確認し、文章の意図を読んでから許可か拒否かを判断すべきなのだ。
または、私の提示した妥協案のように、報告を受けたら禁止語句を含んだままでその書き込みだけを個別に許可するか、だ。
そこまではっきりさせているのに、わからないフリではぐらかすようでは終わっている。
 
もし本当に終わっているなら。
残念ながらもうここに用はない。
掲示板にちらっと書いたが、ここは私にとって大切な場所だ。だが致し方ない。
ほぼことばしかないネットの世界で、これはそれぐらい重大な問題だと思っている。
 
 次の記事(アイポリス・禁止語句窓口からの返信 その3

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