地図マニア
Google Earthについて語った時にも書いたが、東京に住んでいた小学校に入る直前の頃。暇さえあれば東京23区道路地図を見ていた。
漢字の読みはその時に殆ど覚えてしまった。だから小学校に入る前から新聞を読めた。
読めるが書けないから学校の勉強には役立たなかったが、友人には威張れた。
地図なんか見て何が楽しいの、ともうかれこれ25年聞かれ続けているが。
しらん。わからんもんはわからん。
あえて言うなら、自分の今立っているこの場所と、まるで知らない見たことがない街が繋がっている感覚。
だいぶ嘘くさいが、そんなような感じだ。道が繋がっていない海外に興味がないのも頷ける。
何処か知らない街へ行くなら、必ず詳細に地図を調べる。
最初は道順だけ。ここを右折、ここを左折。
やっているうちに、あれ、ひょっとしてここ曲がったらここ行くんじゃね?ほらやっぱり。
あー、でもここよりこっち曲がったほうが近いのか。近いのか?近いのか。近いんだな。
で、どこ行くんだっけ。あーあそこか。こっちのほうが信号ないっぽいのな。あ、でも信号ないだけにコンビニもねえな。やっぱこっち行くか、あれ?ここってあそこ行く時の(ry
止まらない。出張の下調べのはずが、MapFunWebを行ったり来たり、延々半日弄ってるなんてのは珍しいことではない。
これがGoogleEarthなら更にテンションが上がる。
ちょ、何この公園!!だとか、山でけえwwwwwだとか。航空写真を見ながら一人興奮している。
最近はカーナビのようなルート検索をやってくれるWebツールも珍しくなくなったが、ほとんど使わない。
実際に運転する時にはナビ任せが多いくせに、地図としてそれを見てもちっとも楽しめない。
帰ってきた後が、また楽しい。
あー、あそこでここ曲がればこっちだったのかー、だの、青看板任せだったけどここ通ってたのかー、だとか。延々とやっている。
お陰様で、石狩平野に私の知らない幹線道路はほとんど無さそうである。石狩平野の広さは、関東平野とさほど変わらないんだが。
何の話か。何だか私の人生観と、よく似てるなあと。不意に思ったのだ。
どんな道でも辿り着けるし。そして必ず通らなきゃいかん峠道はあるんだが。
ああすればいい、こうすればよかった、ってさ。いっつも考えてんだよね。
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