2006-12-16

カラオケの誘惑

歌うのが好きだ。ちっともうまくないが。歌うのが好きなのだ。
うちの忘年会は毎年、途中からカラオケタイムがある。親会社の、50前後のおじちゃんおばちゃんの演歌が中心だ。
その中に混じって、私は毎年歌っていた。
例年は酒が回っているし、いい加減イライラが抑えきれなくなる時間なので、ストレスを解消するのだ。
もちろん演歌では、ない。ウケようとも思っていないので、趣味まっしぐらである。
一昨年はSNAIL RAMPの「B.M.W.」、去年はSEX PISTOLSの「ANACHY IN THE U.K.」である。
当然、全力だ。ごく一部の絶賛と、大半の冷ややかなうんざり顔に、私は得意気だった。
今年は飲んでいないので、イライラを通り越して欝に近かった。ずっと鼻糞ほじっていたに近い。
しかし、下手な演歌やチャラチャラ鼻にかかったスマップだのミスチルだのほど、私のパンク魂を刺激するものはないのだ。
しまいには俯いたままもごもごと口の中で歌いだしていた。かなり、危険だったようである。
とはいえ、気付いた者はいるまい。酔っ払いどもめ。

さて。帰るわけだが。
イライラ冷めやらぬ、である。
こういう場合の方法は、二つある。
一つは、落ち着いた音楽で和む。
もう一つは、スーパー大音量でがなりながら突っ走る。
今日は。
迷わず、後者だ。
というわけで、今日は帰るまで延々とスモーキンビリー一曲リピートです。
隣走ってる人、うるさくてごめんなさい。
のど飴あげるから許して下さい。

No comments:

↑ このブログがお楽しみ頂けたら押して下さい。ただの「拍手」です。