忘年会
気が重い。
今から親会社と合同の忘年会なのだ。
極めて、気が重い。
もともと、人と酒を飲むのが好きではない。
酒を飲まなくても関わりを持つ人は少ないほどよいと思うのに。
酒を飲むと、多少の傍若無人は許されるかのように思っている奴が多すぎる。
しかも、権力が絡む社内メンバーだけでは、よりタチが悪い。
社内の力関係がそのまま、どころかより強くなる。わがままだらけだ。
まるで知らない人なら、いい。明日からはまた他人だからだ。
大学の頃、場外馬券場からほど近いやきとり屋では、何人のおっちゃんおばちゃんと語り合ったかわからんほどだ。
会社の付き合いは、中途半端だ。
どこまでいっても仲良くなることなどないのに。
酒飲みの愚痴を聞かされるだけではないか。
酒が強いから、余計良くない。よほど気を許せる面子の中でしか取り乱さない。
しかも、愛するジャックダニエル以外の酒は興味が無いんだ。
何でスーパードライなんか飲まなきゃならんのか。
ひとつとして、楽しめる要素がないのである。
今年は、最終手段に出た。
車で行く。当然飲まない。
あの、酒の席で一人だけ飲んでいない、興醒めな場を壊す奴になってやるつもりである。
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