2008-01-30

謹んで、新年のお慶びが遅れましたことを深くお詫びします。


あけましておめでとうございます。
1月も30日になってからおめでとうもないもんですが、何はともあれ今年もよろしくお願い致します。
 
随分更新をサボりました。
もともと、書きたいことがなかったら無理して書かない、をモットーに運営してきたブログですので、実は「サボった」なんて罪悪感を感じているかのような書きぶりも多少偽善くさいんではありますが、相も変わらず書きたいことが別に無い状況が続いておりますので、そんな戯言を書き綴ることもご容赦願いたく思います。
書きたいことがない。実に、書きたいことがありません。いい加減始めて1年半以上経つブログですが、ここまで書きたいことが無い状況が長く続いたのも初めてでありました。
そもそも、始めた年に何回か書いたように思いますが、私が「書く理由」は「書きたいから」ということしかありません。全くの趣味の世界であり、何らかの感受性が働かなければならないものでもあります。
突き動かされるようなことが、無いんですね。
それでもカネでももらえるなら無理してでも書くのでしょうが、カネをもらった瞬間から好きなことは書けなくなることは目に見えていますので、もらうつもりも無く、またもらえるほどクオリティに自信を持てるわけでも無く、もっと言えばもらえるクオリティに磨き上げようという気力ももともと無ければ今は尚更無いわけです。
そんなこんなでしばらく得意の放置をかましていたわけですが、一つ問題が発生しました。
このブログの更新情報をお届けしている「めるまが三治」の運営母体、メルモから、さっさとメルマガ出さんかい、出さんと利用登録を抹消するぞと。それはもうものすごい剣幕で脅しのメールが来るわけです。きっちり2週に1度。その更新期限が明日あたりらしいのです。
再度登録するのは面倒だし、今登録してくれている人が何人いるかはわかりませんが、そういう人に再度の登録を呼びかけるのも至極面倒です。
登録する人だって面倒でしょう。こんな雑文ブログの更新情報が欲しいと言う変わった人の気持ちが私にはイマイチわかりかねるのですが、自分で提供したサービスを運営している者としての責任意識みたいなものは微かにはあるわけです。
いないとは思いますが、更新を心待ちにしていらっしゃる方には、申し訳ありませんと言うほかありません。一番心待ちにしているのはメルモだろとは思いますが。
 
こんな下らないチラシの裏を書いていても仕方が無いので、さらにもっと下らないチラシの裏を書いてみようかと思います。
 
常日頃、私は今のマスメディア、特に無責任な報道を繰り返すテレビ局に絶望をしております。
テレビなんてものは、近所の口やかましいおばちゃんみたいなもんで、その内容には一部たりともそのままの真実は無い、そう心して見るべきものと思っています。
と言いつつ、下らないものが好きな私はお笑い番組が大好きなので、ついダラダラとテレビの前から動かないわけで、特に大好物ばかり並ぶお正月なんていうと、下手すると1日12時間ぐらいテレビばっかり見ていたりするわけです。
下らない番組と言えど、やはり許し難いテレビ局の欺瞞体質というのは散見されるものであります。
その日も、我が家のテレビの前で一人、血管を浮き立たせ怒り狂っていたわけです。
1月の3日ぐらいでした。結構深い時間だったように思います。テレビ朝日の系列だったと思います。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか、近未来の先進技術特集みたいな番組で、某不細工がウリの男女漫才コンビが案内役をつとめておりました。
途中までは、非常に興味深く拝見しておりました。石膏粉を使った3次元コピー機や、揚力だけで浮いて突っ走る列車に、子供のように我を忘れて見入っていたわけです。
しかし。乗り物編の第一位。これが、良くなかった。良くないどころか一瞬にしてふざけるなとブチ切れた私は、危うくテレビ朝日宛に苦情のメールを送りかけたました。
タイトルだけでおわかりになる方はおわかりになるでしょう。
その一位は、こんなものだったのです。
 
「自家用UFO」
 
UFO。Unidentified Flying Object、日本語で言えば未確認飛行物体の略語です。
元は米国空軍の用語で、レーダーに映った正体不明の飛行物体をこう呼びます。国籍不明の飛行機やミサイルなどである可能性があるため、スクランブル発進の対象となります。
そうした飛行物体の中に、現在の人知の及ばぬ不可思議な動きをしたり、ものすごく速かったり、消えたり、そういう謎の物体がある、と言う噂が立ち、それをオカルトマニアが「宇宙人の仕業かも」と触れ回り、そうした面のみが日本に伝わって、この国で一般的な「UFO」の概念となっているわけです。
が、あくまでUFOはUFO。何なのか得体がしれないからUFOでしょう。
 
「自家用」とは、これいかに。
 
自家用ということは言うまでもなく、購入者自ら操縦するということです。
ということは、どう操作すればどうなる、ということを理解していなければなりません。
もちろん作る人間がいるのですから、その構造・原理全て明らかになっているでしょう。
どこが未確認なのかと。確認できないものがあるものを製造し操縦できるのかと。
そんなもんはUFOじゃありません。「確認飛行物体」です。英訳するのが面倒なので、しませんが。
もう、タイトル聞いただけで憤慨しましたね。その瞬間に携帯でテレビ朝日の苦情先をググろうとしたぐらいです。
さらに。CM明けに姿を現した、その確認飛行物体。
もう、あまりに想像通りで。これまた怒りを湧き立たせるに十分でした。
例の、誰もがUFOと聞いて最初に思い浮かべるであろうアダムスキー型の物体に、とりあえず何だか人が乗って、ふわふわ浮いているわけですが。
物体の下の芝生が、びゅうびゅうと上からの風で煽られています。
どう考えたって、人が乗っている真下あたりに強力で大型のプロペラがついて、丁度ヘリコプターのプロペラを物体下部に付けたような格好にして浮いているに違いありません。
あまりに、陳腐。その原理は、はるか昔16世紀にレオナルド・ダ・ヴィンチが発想したものと同じものです。もっと言えば、勇気一つを友にして天まで高く空遠く旅立ったイカロスの翼とて、原理として大きく違うものではないではありませんか。
ダ・ヴィンチ以来かれこれ400年以上の歳月を経て、とっくに実用化されている技術の応用で、未確認飛行物体とは。その厚顔無恥には恐れ入るばかりです。
そもそも形が気に入りません。アダムスキー型ならUFOと呼んでもいいかのような勘違いをしているのではないでしょうか。
目撃が報告されている中で、アダムスキー型というのは圧倒的な少数派です。その特徴的な、いかにも怪しげな原理で飛ぶ構造を持っていそうなフォルムでもって、バイキンマンすら愛用するところであるアダムスキー型ですが。かれこれ25年前、私が星空や宇宙に夢中な幼稚園児だった頃の参考資料を記憶だけを頼りに思い出しても、UFOには円盤型やら葉巻型やら様々な形式が報告されていたはずです。
よりにもよって、アダムスキー。しかも送風原理で飛ぶ、と。宇宙からはどうやっても飛んでこれないし、また飛んでいくことも出来ようがない、あまりに陳腐でバカバカしいおもちゃでしかない確認飛行物体。
そんなものが、近未来の乗り物第一位なのです。UFOと呼んでしまうのです。スタジオのパネラーは、すごぉいなんて嬌声を上げてしまうのです。
日本のマスメディアのレベルには、目を覆うばかりです。
 
と、そんな私個人の脳内の下らない部分を赤裸々に抉り出すブログとしての路線は堅持しつつ、また気が向いたら更新していこうと思います。
今年もよろしくお願い致します。

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