2006-10-12

趣味:妄想 特技:妄想

加納律子の記事を読み返してみた。
我ながらよくもまあここまででっちあげるものだ。
打ち込みにそこそこ時間はかかったが、多分トータルで4時間ぐらいのものである。
1枚800字11枚として、8800字。1時間2200字。1分37字。ほとんど淀みなく思いつくままに書いている証拠である。
このプロットにうまく肉付けしたら、ケータイ小説大賞取れるんじゃないかしら。
とったらどうしよう。書籍化?大儲け?昼のメロドラ化?
今はそんなバカな方向に妄想が向かっている。もちろん、そんな面倒なことをする根気は、私にはない。
中身だって、なんのことはない。よくある身の上話を切って貼って繋げただけだ。
新しいものは、何もない。
よくある?そう、よくある。この程度の身の上話なら、ざらにある。
人は誰だって、人に言わない部分にいろんなものを抱え込んでいるものなのだ。
ただ、それは伝わらない。伝わらない限り、他人にとっては真実にはならない。
真実はいつだって、自分一人の中にしかないものなのだ。

人付き合いが好きでない、と再三私は書いた。
なのにどうしてそんな身の上話を知り得るんだ?とお思いかも知れない。
しかし、私の付き合い下手は、自分の話をうまくできない、ということのみに起因している。
人の話を聞く、理解するのは、むしろ得意なのだ。
何でもないような話でも、言葉の遣い方や要約の手法、どこを繰り返したか等から、その人の大体の輪郭は掴める。
輪郭さえ出来れば、あとは間隙を妄想で埋め尽くしていく。
だから、人の話を聞いて驚く、ということは、特に最近の私には殆どない。
それは、ネットでも変わらない。
ネットで出会った一人一人について、私は同じ作業を繰り返す。
だから、オフで会って印象と全然違った、なんて経験は私にはない。
少なくとも自分と関わりになる部分については、そうして把握してある。
それで十分ではないか。他人のことなんて、自分と関わる部分だけわかっていればそれでいい。
あとは距離感を調節していればいいだけだ。
 
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