2006-10-15

創作と真実

ノンフィクションしか認めない、という人がいる。
わからないでもない。嘘を聞いて何になる、と言われればぐうの音も出ない。
だが。それでも、だが、と言いたい。
ノンフィクションは一体、どれだけ人の内側を描けるというのか。
創作の内面性を、侮ってはいけない。

真実は、ひとりひとりの中にしかない。
とするならば。
ノンフィクションは、第三者から見た外形に過ぎない。自伝的なものは、むしろ創作に加えるべきだ。証人がいない。
創作は、どんなものであっても、内側を吐き出すものだ。
良きにつけ悪しきにつけ、作り話には内側が現れる。
下手な嘘をついて冷や汗をかくのは、嘘がばれたからだけではない。
嘘により、どうしたかったという意図までが暴かれるからである。

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