2006-11-29

公開意見書 その2(たぶん最終)

ご返信ありがとうございました。
当方の愚見を汲んで頂けたようで、有難く思います。
また、御社方針としてお話頂きました部分は、私も同じ考えを持っていることは当初からお話させて頂いていたとおりです。
私が問題としたのはその運用であり、運用実態が方針に則しきれていないと感じた点です。
御社が繰り返し仰る「健全な環境」を目指した、禁止語句設定をはじめとする規制が、利用者がごく健全に考えたことを表現できない、という「不健全な環境」を生み出しかねない危険性を孕んでいる、ということです。
ルールもわからず書き込みを消されたり拒否されたりするサイトに、健全な印象は持ちません。
特に御社の定められている削除基準等は、多分に恣意的なものにならざるを得ず、受け止め方の違いから疑問が生じる場合が多い、ということを念頭に置いて頂ければと思います。
その問題を抱えた上で規制を運用するには、規範となる規約の整備、整備した規約の周知徹底、問合せの簡便性、以上3点は不可欠のものと考えます。
具体的にお話させて頂くと、規約整備に付随して現行規約の判例的な部分をより整備していくと、利用者にとってわかりやすくなります。ごく初期にあった「収監」のシステムは判例としても有用でした。
規約周知については、掲示板に書き込みを行おうとした際には表示される「書込注意(アイポリス)」の表示が、同じように禁止語句適用を受ける伝言板機能にはありません。
また、「書込注意」では規約周知を徹底するための表現として不十分であり、「書込の際のルール」等、必ず見るべきものと印象づける表現を用いるべきと思います。
報告の際の簡便性改善については前回お話させて頂きました。
規制する、管理する、ということに囚われすぎず、自由に書ける、表現できる、ということを同等に扱う意義、方法について、お考え頂ける機会となれば幸いです。
技術面、コスト面、様々課題はあるでしょうが、利用者側からすればできないなら最後は使わなければいい、ということになります。それは御社の望むものではないと思います。
私自身も、御社の優れたツールを利用させて頂いている者として、より良い運用を頂ければと思い意見させて頂きました。
数々差し出がましいことを申し上げました。ご無礼お詫び致します。失礼致しました。
これからもよろしくお願い致します。

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